たんたんターン 京都府

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Post Date / 2024.11.11 Mon

モントさん〈海が見える空家をDIY〉  伊根町

舟屋の町並み。日本の風景。

2020年に京都府伊根町に移住された、モントさんご家族に、
移住のきっかけや実際の暮らしについてのお話をお聞きしました。
アメリカジョージア州出身のご主人と、兵庫県出身の奥さま、
4歳の娘さんの3人家族です。
ここに来られる前は、大阪で勤務されていました。

ーー移住を考えられたきっかけは?

モントさん:夫は田舎が好きで、地方の空き家バンクのサイトを見るのが
好きだったんです。そんななかで伊根の空き家バンクのサイトに辿り着いて、
この空き家をみつけました。

私はそれまで伊根のことを知らなくて、伊根ってどこ?から始まったんですけど、

物件と伊根のまちを実際に見てみるために、1day trip!

伊根に着いたら、コロナの真っ只中で、そのうえ数年に1度の大雪の日で
人がぜんぜんいなくて・・・。私はここに縁もゆかりも無いけれど、
やっていけるのかと不安に思いました。

私は今のサークルから抜け出したら、違う場所で友達はいなくなるし、
孤独になるのでは?病院はあるのか?頼るところがないけどこの家族だけで
やっていけるのか?など、心配でした。

でも夫は舟屋の町並みをみて、日本の原風景だとすごく気に入ったんです。

夫は私が反対しても聞いてくれないだろうから、私が決心するしかないと思いました。
それに、田舎ならのびのび子育てができるかもって思ったんです。

決心してこの家を購入して、2020年から夫がリノベを始めて、
私と娘は今年(2024年)の4月に引っ越してきました。

ーー実際に、移住してみてどうですか?

実際に来てみたら、全く心配は無くなって最初から楽しく過ごしています。

近所の方もみんな優しいし、理解があります。友達もすぐにできました。
みなさんフレンドリーで、娘も都会にいたときよりも友達が多いんじゃないかな(笑)
伊根保育園には園児が50人強くらいいるんですよ。

心配していた病院も大丈夫でした。役場に問い合わせをしたら、
救急のときには救急車が近くから来るので、最寄りの病院までそんなに時間が
かからないなど、いろいろ親切に教えてもらいました。

環境も全然違います。今までよりも、ゆったり静かに暮らせて快適です。
いい意味で時間がゆっくり流れるので、家族の時間も大切にできると感じてますね。

海も山もあって、自然ていいなぁと思います。都会に住んでいた頃は
夕日がきれいだとか思える時間がないほど忙しかったけど、
自然豊かな伊根に住む今は『きれいだなぁ』と思える余裕ができました。
車の通りも全然違いますね。静かです。

それと、家賃が無いのは気持ち的にも楽ですね。やっと自分の家を持てたなという
安心感もあります。水洗トイレにする工事費などは、空家改修補助金の180万円を
活用しました。DIYで建築費も抑えることができ、夫はDIYが好きなので一石二鳥でした。
その様子をYOUTUBEで発信もしているんですよ。


(DIYされたキッチン、吊り下げられたランプがとてもおしゃれです!)


(リビングからキッチン。古民家とは思えない変身ぶり)


(玄関には、欄間を活用した照明が!)


(夢みたいな猫足バスタブ)


(2階の手洗いもタイルがおしゃれです)


(古民家ならではの天井の梁。これからさらにDIYは進むそうです)

ーーお住まいが海の近くというのはどうですか?

主人は友達とカヤックをしたり、散歩がてら海に行って、そのまま海に飛び込んだり、
シュノーケリングをしたりしています。

いずれカフェをしたいと思って、場所を探しているところです。

今ではコロナも終わり、観光客が多いです。
賑わっているのでいいなぁと思っています。