たんたんターン 京都府

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Post Date / 2024.11.11 Mon

森口さん〈万願寺とうがらし栽培〉  福知山市

農業が楽しい!家の前はイメージ通りの田園風景

2020年に農業をやりたくて、福知山市三和町に移住をされた、
森口さんにお話をうかがいました。
ご主人と、8歳と4歳のお子さんとの田舎暮らしです。
 

ーー移住を考えられたきっかけは?

森口さん:私は大阪市出身、夫は京都市出身です。
移住を考えたきっかけは、夫とは農業高校の同級生で
大学は、農業関係ではなかったんですけど、
高校の時の農業が楽しかったんですね。

大学卒業が、コロナ禍が始まった頃で、
夫は、サービス業についたけど、お給料が下がり、家賃も高いしで、
いつかは、田舎暮らしがしたいと思ってたんです。

夫が、滋賀の大学だったので、最初は滋賀を見に行ったんですけど
自分たちが想像している田舎とは違うな、、。ってなって。

ネットで、たまたま三和町のお試し住宅を見つけたんです。
1年間、7万円ちょっとで住めるし、きれいやし、
人気で倍率が高かったんですけど、それでも通ったら行こう!
と決めていたら、運よく通ったんです。

お試し住宅は山の近くだったので、田舎暮らしは、
田園風景のところがよくて、
1年間のお試し期間に、空家を探しました。

三和町の特産品は、万願寺甘とうと三和ぶどうなんですけど、
万願寺甘とう農家さんから、手伝わないか?と
私に声をかけてもらって。

そこで、空家無いか?って聞いてたら、
この家を紹介してもらって、イメージ通りの田園風景の中で、
すごく気に入って、すぐに決めました。

のんびりしたところで、子育てがしたくて・・・。
トトロの世界、自分の憧れです。

引っ越してきたときは、娘は4歳、
息子は生まれて1ヶ月くらいだったんです。

娘は、それまで都会で育ったので、虫への苦手意識があるんです。
でも、下の子は、平気でカエルを捕まえたり、虫をとったりと、
思った通りに育ってくれています(笑)

保育所でも、本格的に農業をしていて「オクラ55本収穫できました!」
とか、それを給食で使ってもらったり。

ほんとに、こっちに来てよかったと思っています。

こっちは、バスの運転手さんも知り合いみたいな感じで、
皆さん、子どもたちにも、よくしてくれます。

近所の方たちも「たいへんやね」と、気にかけてくれて、
ご近所さんが、お弁当を持ってきてくれたり、
採れたての野菜も、よくもらいます。

田舎は、人付き合いがたいへんというのを聞いていましたが、
ここは、そんなことないです。
この地域に馴染めるようにと、集まりに誘ってくれたり、
逆に、強制的になにかの役に出なさいとかもないですし。
ほんとに、いい人ばかりです。

就農や、空き家の改修についての支援も手厚くて、
それぞれの補助金制度を利用させていただきました。

私は、京都府の担い手養成実践農場整備支援事業を活用し
2年間研修して、今年の2月に卒業し、4月から就農。
今は、私1人で、露地で万願寺甘とうを300本栽培しています。

ハウス3棟にして、1500本栽培する予定と
来年の春には、ぶどうも植える予定です。

2本柱でやっていきたいと考えています。

子育てしながら、1人で農業ってすごいですね。

たいへんだけど、楽しいです。
夏は忙しい。子どもたちが寝ている間に朝、畑に行って
学校や保育園に行ってから、また、畑にみたいな。
それを苦に感じていないということは、
楽しいというか充実した生活を送れているんやろうな。
夫も協力的で疲れていたらごはん作ったりしてくれるので(笑)

夫は、会社勤務で、その会社の中の農業部で、
ぶどうを栽培しています。

京都市内に居るときは、夫は残業とかもあったし、
私と娘2人で夜ご飯食べて、お風呂入って寝かしつけてと
いう感じでした。

今は、夫は夕方6時くらいに帰ってきて、全部一緒にできる。
夫としても、よかったことだと思います。

お家が広いので、自由に遊べる

子どもが、自由に遊べるんですよ。
ドッジボールしたり、鬼ごっこしたり、
公園とか行かなくても、体を好きな時に動かせる。
うるさいと言われることもないので。
よかったなと思いますね。それは。

子どもたちが大きくなったら変わるかもしれないんですけど、
近くに川もあるから、夏はふらっと子どもたちと遊びに行ってとか、
自然の中で暮らしているなという実感がいいですね。
これが、したかったんやな。と思いながら暮らしています。