温かみのある感じが心地よくて、ここで働きたいなっていう気持ちが湧いてきて。
①日本中で考えると、他にも「町」はたくさんある中で、なぜ京丹後市に移住しようと思われたのでしょうか?
公務員になりたくて、地元の近くから受けていったんですけど、関東圏は受からなかったんです。なら、もういっそのこと外に目を向けてみようと思って、学内の就活サイトを見ていたら京丹後市が募集していて。それでHPを見ていく中で、「今外に出ている若者たちもいつでも帰ってこられる場所にしたい」というメッセージを見た時に良いなって思いました。包容力があるというか。
あとは、雰囲気が地元と似ているんですけど、地元よりも温かみのある感じが心地よくて、ここで働きたいなっていう気持ちが湧いてきて。そしたら、もうここに絶対入りたいなって思いました。
②1について、具体的には、何か例えばの例などはありますか?
地元の方が興味を示してくれるなって思います。移住してきて身の回りの品を揃えるのに買い物をしていたお店が、ただのお店としてのサービスだけではなくて、人情というのか、「困ったことがあれば、何でも聞きに来てくれていいからね」って言ってくれたんです。自分に興味を示してくれるだけでありがたかったし、安心感を持つことが出来ましたね。
③移住してみて、良かった点は何でしょうか?
面接試験の前に地域を歩いていた時に、流れている川を見て、地元の川よりきれいで感動したのを覚えています。そこから見た山とか緑の景色とかにすごく感動しましたね。あそこまで山らしい山というのは地元になかったので。そういう自然に惹かれますね。家の裏にある田んぼを見ていても、稲穂が風に揺られてるのが良いなって。心が安らぎますね。
あとはやっぱり人なのかな。人も多様性があるというか。例えば、今教習所に通っているのですが、教官とかも京都市街から来ている人がおられて。色んな人がいて、多様性があるし、それを受けいれる態勢がすごいのかなって感じますね。
④移住してみて、困っている点、不安な点は何でしょうか?
車社会ということですね。京丹後市の魅力なんですけど、自然がいっぱいなので、歩いていても飽きはしないんですけど、裏返すと公共交通が若干不便なのかなって思います。普段は、電車とかバスを使っているのですが、バスもあんまり本数が多いほうじゃないのかなって思います。高校生が通学に使っちゃうとすぐにいっぱいになったりとか。公共交通がもう少し充実したら観光にも来やすいのかなって思います。
⑤移住する前と現在とで、ご自身の中で京丹後市に対してイメージが変わった、認識が変わった点などはありますか?
ネットの情報だけで見ていた時は、海に面していたり、間人ガニのイメージから魚介類とかをメインに農作物もあるぐらいなのかなって思っていたんです。でもフルーツを作っていたり、酒造が多いところとか、結構いろんなものが豊富にあるのだなって。ブランドもそうですし、そういう点で、京丹後市って色々なものに溢れているんだっていうのは驚きましたし、素敵な魅力だなって思いますね。