たんたんターン 京都府

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Post Date / 2020.02.26 Wed

藤原徹也さん〈VISUAL AND ECHO JAPAN〉  京丹後市

良い意味での、人との距離の近さはすごくあると思います。

①日本中で考えると、他にも「町」はたくさんある中で、なぜ京丹後市に移住しようと思われたのでしょうか?

出身が京丹後市なので、Uターンです。これが決め手で移住という劇的なものがあったわけではなくて、全てが流れなんです。東京で働いていたのですが、2人目の子供が生まれるタイミングで奥さんと相談しまして。東京の閉塞感の中で子育てをするのに、一人目はいけるかなって思ってたんですけど、2人目が生まれる前に、ここでずっといるのは厳しいなって感じたんです。

あとは仕事としても今後の人生どうするのか考えたときに、このまま東京で同じように働いていても成長を感じれないのではないかって思っていたんです。それで辞めることも検討しつつ、環境を変えたかったので会社に相談したら、「テレワークでやってみたら」という機会をいただいたこともあり移住しました。

②1について、具体的には、何か例えばの例などはありますか?

良い意味での、人との距離の近さはすごくあると思います。

帰ってくるまでは、高校卒業までの京丹後市は知っているけど、現状の街がどうなっているとか、どういう人が残っているのかは分からなかったんです。でも、最初に事務所にしていたシェアオフィスメンバーやいろいろな方との交流の中で、ポジティブな人達が多く、街が盛り上がっていきそうな空気感をすごく感じ取れたのが嬉しかったです。

あとは丹後って地域イベントが多いんですよ。行けば誰かいる。誰かと話せる。いるかいないか分からないですけど、行ってソワソワする(笑)ということがなく、それが心理的安心につながっていますね。戻ってくる前よりも戻ってきてからのほうが京丹後市に対するイメージはポジティブですね。

③移住してみて、良かった点は何でしょうか?

人との距離の近さと自分自身を変えられたところです。東京の時は基本的には仕事に対して待ちの状況でした。自分からアクションを起こすことがなかったです。逆にこっちだと自由にやれる環境もあるし、やったほうがいい。異業種の方とも気軽にコミュニケーションが取れるので、これまで自分がやってきたことと何かを掛け合わせて仕事ができます。掛け合わせって無限にあるので飽きないですし、可能性をとても感じています。

後は春夏秋冬というか季節を子供とともに、感じています。移住してきた年はすごい雪降ったのですが、その時は子どもと雪遊びをしましたし、夏は海に行ったりとかします。夕方から海行けるって最高ですよね。自然との距離が近いです。

④移住してみて、困っている点、不安な点は何でしょうか?

正直ないかな。強いて言うなら病院とか年取ってからの交通とか。でも時代も変わってますし、遠隔診療とかもありますからね。

京丹後市がこうなってほしいということで言うと、子どもが大きくなった時に「丹後良いよ」って言えるようにしたいです。そのためにどうやったらいいかなって考えたら、いろんなことを学んだ人が京丹後に戻ってきてリレーのように(知識や経験を)つないでくれる。そういう人がどんどん続いてくれると、子どもが成長した時にはより良くなっているんじゃないかなって思います。なのでそのきっかけづくりの一環として、地元高校の社会人講師を続けながら教育関連には関わり続けたいなって思います。

⑤移住する前と現在とで、ご自身の中で京丹後市に対してイメージが変わった、認識が変わった点などはありますか?

京丹後市を含め丹後地方に対してめっちゃポジティブになりました。高校生の時は京丹後市に希望が持てなかった。時代も違うと思いますが、私が進学で出て行った20年ぐらい前って、大きい企業に入るのが正しい時代だったと思うんですけど、私自身も含め、その価値観も変わってきた。大企業があるわけではないが、丹後でチャレンジしている人や企業って結構いるなって。そういう人がいっぱいいると安心しますよね。動きがないって不安になるじゃないですか。自分たちで作るんだっていうマインドも繋がってきている。

高校生をはじめ学生には丹後、面白い人・事があるよってことを伝えたいですね。

そして街も人も成長出来ている感じがあると楽しいですね。