釣りができて、農業ができる海が一望できる空き地を見つけたのがここ日置でした。
移住のルーツは週末農学校
サラリーマンだった私は、55歳過ぎに第二の人生を考え始めました。いわば終の棲家を探そうと。
まずは、宇治市に研修農場がある社会人週末農学校Small Farmers Collegeへ通いました。私はその1期生。今はちょっとした有名人ですかね。
現在18期生が学ぶ農学校とは、いまだご縁があり「人生の楽園ツアー」と銘打って農学生を日置へ招き、自らの暮らしを体験いただいています。
移住先は海があり農業ができる場所
次は、移住先の選定。実家がある京都市から程よくアクセスでき、釣りができて、農業ができて。和歌山方面や、日本海側だと小浜から丹後まで探したところ、海が一望できる空き地を見つけ、近くに耕作放棄地があったのがここ日置でした。
まずは畑の開墾と野菜作り。当時、東京勤務で週末に京都へ戻り、そのまま日置へ直行。こんなスタイルを4年続けましたが、さすがに日帰りは大変で。近くの賃貸マンションを借りましたけど。
あいさつは魔法のツール
積極的なあいさつは、仲良しになる大切な方法。畑にいるおばあちゃんたちから地域の情報もたくさんいただき、納得して移住を決めました。そして家を建てたのが5年前。
海があり魚釣りができる。魚がうまい。アクセスがちょうど良い。変な表現ですが、高速道路が混まない、菜園を行う耕作放棄地がたくさんある、という環境はありがたいです。妻は、農業をすると聞いてたけど、こんなに?と驚いています。
愛する地域のために
歳を重ねた今は、自身の生活を安定させるのはもちろんですが、自己実現でなく、愛する地域への社会貢献がしたいと考えるようになりました。そこにはまったのがオリーブ栽培です。高齢者でも栽培でき、耕作放棄地といった課題が解決できるのではと。地域のみなさんと、愛する地域のためにがんばります。