たんたんターン 京都府

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Post Date / 2025.01.22 Wed

他地域から見る京都北部

著者
名前:柴田一吾
高校:京都府立海洋高等学校 海洋科学科所属 2年生
地元:京都市(現在寮生活)

みらい会議へ参加するまで
私が高校生みらい会議の存在を知ったのは、学校のホームルームにて掲載されていた記事を見たときだった。海洋高校からは毎年参加者が出ているらしく、今年も参加してくれるように申し出があった。初めは参加する気はなかったものの、毎日のように担任に頼まれ部分的に参加することを決めた。

キックオフ!
7/28みらい会議が宮津で行われた。そこでは、顔合わせと自己紹介をした。知らない人ばかりで緊張していたが皆と遊び緊張をほぐすことができた。その後は谷内田千春さんと江種里榮子さんから話を聞いた。
谷内田さんは、「Founding Base」という会社の社員で、コミュニティスペースに興味を持ち宮津で始め、英会話やディベート、ワークショップ、自習スペースとして用いていると話されていた。
江種さんは、デザインを学んだことがどのように活かされたのかの話と移動式のカフェを運営しており、様々な機会に市民との交流を図っている話をされていた。


↑クロスワークセンターMIYAZUでの交流の様子

海から地域の未来を考えるアクション
9/23に京丹後市網野町にて第2回みらい会議が行われた。八隅孝治さんに海ごみ問題の話を聞いた。
私の所属する学科でも海ごみ問題について小中学生に教える取り組みをしており、改善を重ねている状態だったので、八隅さんのお話には学ぶべきことを多く感じた。Precious Plasticの話もとても興味深く、市役所と共同でごみの再利用をしていることも感嘆の息を吐くものであった。体験の時間配分も興味を持つ時間などをよく考えられており、本当にためになる時間であった。


↑ゴミ拾い(上)講演の様子(下)

みんなでDIYにチャレンジ!
10/27に西舞鶴にて第3回みらい会議が行われた。原田翔太さんと田中大貴さんのお話を聞いた。KATAlab.についてと空き家の有効利用についてのお話だった。どちらも自分たちで作り変えることに焦点を置いておりDIYの重要度を教えてくれた。DIYには業者に頼むよりも安上がりで済み、地域の人との交流も狙える効果があるらしい。
話を聞いた後は実際に自分たちでDIYを体験することになった。机を作成したのだが、時間内に間に合わず足が折り畳み式になってしまった。失敗はあったがとても楽しい時間となった。


↑講演(上)、DIYの様子(下)

おわりに
みらい会議への参加はしぶしぶだったが、非常に有意義な時間だと感じた。私は出身が京都市ということもあり、京都北部についてはほとんど何も知らなかった。みらい会議を通じて多少知ることができたが、それでもほんの一部だろう。寮生活をしていて、都会と比べた時に劣って見えるのは通行の便と遊び場の不足だと感じている。それ以外の点では大きく劣っている点はあまりないだろう。あったとしても、そこを利点としている様子をみらい会議を通して私は見てきた。それぞれの地域が持つ魅力は唯一のもので周りに自慢できるものだと感じた。私も家族や友達、先生方にみらい会議であったことを伝え、微力ながら発信の支えとなりたい。