カテゴリー: コラム

官民連携チームでつくる京都北部7市町の新しい移住施策 ~肩書きをはみ出たつながりから生まれる。

 

2016年度からはじまった京都北部7市町の連携事業。

これまで実施してきたプロモーション企画「たんたんターン」を皮切りに、2018年度から官民連携の持続可能な移住施策づくりを目指し、UIターンした民間のプレプレイヤーと協働しながらイベントを開催してきました。

2019年2月には、塩尻市役所企画政策部 地方創生推進課シティプロモーション係長 / 空き家プロジェクトnanoda代表の山田 崇さん、株式会社ツナグム代表取締役 / 京都移住計画 代表の田村 篤史さんをゲストに迎え、『地域の未来をつくる 小さな事業のはじめ方』というイベントを開催。

当日、会場に集まった約40名の参加者が、行政・民間・住民など 肩書きや立場を越えて話し合い、それぞれが思い描く地域の未来へ向けた、次のアクションを考える時間となりました。

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地域一体となって「移住」を促進していくために欠かせない「官民連携」。

移住施策は自治体の担当者だけが取り組むことではなく、UIターンしたプレイヤーや地元住民など、みんなで協力しながら地域を盛り上げていくことが大切です。

本プロジェクトを通して実施してきたUIターン推進の取り組みや、そこで生まれた関係性をさらに強化していくため、2019年5月30日(木)に舞鶴市の赤れんが「Coworkation Village MAIZURU」にて、7つの自治体の担当者向けのワークショップが開催されました。

担当者の枠を越えて、チームで取り組む移住施策

はじめに、京都へ移住したい人、暮らしたい人を応援する京都移住計画(株式会社ツナグム)の藤本 和志さんから、この場を開催する目的が共有されました。

藤本:これから官民連携を強化していくにあたって、まずは官同士で関係性がつくれたらいいなと思いこの場を設けました。今日は、7つの自治体の ”移住担当者” という立場を越え、この場にいる ”自分” のこと、そして ”みんな” のこととして今後の取り組みを考えていけたらいいなと思っています。

ここからの時間は、会議のように意見を出し合うというよりも、対話することを心がけながら過ごしていただけると嬉しいです。

ワークショップは2部構成。司会・進行は、田村さんが務めます。

田村:2月にお会いした方もはじめましての方もおられるかと思いますが、本日はどうぞよろしくお願いします。

この官民連携のプロジェクトを進めていくうえで大切にしたい「関係の質」「思考の質」「行動の質」「結果の質」という4つサイクルがあります。多様なメンバーが関わるなかで「関係の質」が変わりはじめると、最終的な「結果の質」にもいい影響が生まれていきます。

今日は僕たち京都移住計画のメンバーも含めて、肩書きや立場を越えた関係性をつくっていけると嬉しいです。

株式会社ツナグム代表取締役 / 京都移住計画 代表の田村 篤史さん。

第1部では「ストーリーテリング」という手法を活用して、担当者同士の交流を深めます。

▼ストーリーテリングとは?

ストーリーテリングは、話者(ストーリーテラー)、聞き手(ハーベスター)、これを観察する立会い人(ウィットネス / 記録係)の3役を置いて進められる対話型のワークショップです。今回はランダムにグループ分けされた3人1組で、移住の仕事に関わる背景や個人の想いなど引き出す質問項目を元に、それぞれインタビューを行いました。

今回のインタビュー項目はこちら。

会場は、隣の倉庫へと移ります。

この場ではじめて顔を合わせるメンバー同士も。

それぞれの、仕事に対する想いが聞こえてきます。

会場からは、「売れるかな? と不安だった空き家が成約に至った!」「自分が担当していた方の移住が実現した!」といった、この仕事をしていて嬉しかったエピソードや、

「自分が地元側から発信することで同級生たちに戻ってきてほしい」「どうすれば、自分の子どもたちが将来Uターンしてくれるのかを考えている」「自分自身が孫ターンなので、都市部の暮らしと比較しながら相談にのることができる」など、当事者として移住施策に携わっている声を耳にしました。

また、ワークショップの最後には「こういう場が苦手だったけれど楽しかった」という感想もあり、ストーリーテリングを通して担当者同士の人となりを知りながら、終始会話が弾む和やかな時間となりました。

行政側の「民」と民間側の「官」でつくる新たな移住施策

ワークショップにつづく第2部は、官民連携の事例として田村さんによる「京都移住計画」の紹介からスタート。

そのあと、京丹後市の移住施策を行う市長公室政策企画課の蛭子 ひとみさんと「丹後暮らし探求舎」の坂田 真慶さんがスピーカーに加わり、京丹後市の官民連携事業が誕生したプロセスについて、自治体(官)側・民間(民)側、の両方からお話を伺いました。

田村:僕たち京都移住計画は、「居(コミュニティづくり)」「職(求人情報)」「住(物件情報)」という3つの分野から、京都へ移住したい人へ向けた情報発信をしています。

もともと有志のメンバーが集まってはじめた取り組みでしたが、だんだん活動が広がっていくうちに、京都の企業や不動産のオーナー、大学、行政の方々から仕事を依頼されることが増え、2015年に株式会社ツナグムを創業しました。

みなさんと移住施策の方で関わりのある「京都移住コンシェルジュ(京都府)」をはじめ、 “人と人、人と場のつながりを紡ぐ。” をコンセプトに、中間支援組織として地域や組織と関わるプロジェクトの支援、企画づくりなどに携わっています。

そういった官民連携の動きは現在、京丹後市でも生まれています。ここからは、移住施策を担当する蛭子さんと丹後暮らし探求舎の坂田さんから京丹後市の事例を伺っていきたいと思います。

坂田:僕はもともと東京出身で、京都移住コンシェルジュの東京窓口を担当していました。丹後を訪れながら地域や人の魅力に触れていくうちに自分自身が移住したくなり、2年前からこちらに住んでいます。

京丹後市を含めた丹後のエリアには、地域の外から人を引っ張ってくる地元のキーマンや、UIターンをして地域を盛り上げるプレイヤーの方がたくさんいて、そういった人たちがよそ者だった僕を地域側に巻き込んでくれたんです。当時のことを思うと、移住する前から地域との関わりがあったので とても心強かったですね。

2019年に、京都市から京丹後市へ移住した小林 朝子さんと一緒に「丹後暮らし探求舎」を立ち上げ、京丹後市からの業務委託を受けて移住の相談窓口を開設しています。移住後に望む暮らしをお聞きし、それに合わせた地域や人の案内、物件探しのお手伝い、イベント情報の発信をしています。

関連リンク:丹後暮らし探求便

丹後暮らし探求舎の小林さん(左)と坂田さん(右)。

蛭子:もともと小林さんは、京丹後市役所の嘱託職員として移住に関する業務に携わってくれていました。相談者のことを第一に考えている小林さんにとって、行政の制約のなかでは動きづらさを感じていたと思いますし、私自身も彼女の動き方に対して「これは行政としての仕事なのか、プライベートなのか・・・」と線引きの難しさを感じることもありました。

そんなある日、小林さんが独立したい気持ちがあることを知ったんです。

移住者に限らず、地域で次のステップへ進みたいと考えている人に対して、応援できる行政・応援できる関係性でありたいと思っている私たちは、移住・定住施策に関する業務の一部を予算化し、業務委託というかたちで「丹後暮らし探求舎」にお世話になることを決めました。

田村:京丹後市の事例のように、地域側にも行政側にもキーマンがいて、双方がサポート関係にあることが大切だと思っています。移住するにあたって仕事や物件があるかどうかも大切ですが、坂田さんが冒頭で話していたように、地域におもしろいコミュニティや人のつながりがあるかどうかが 最終的な移住の決め手となるケースが多いです。

また、移住のハードルになりやすい仕事探しについて、民間と協働しながら新たな事業をつくることで、ハードルを解消できるのも行政だからこそできるサポートではないかと思います。

蛭子:移住を検討されている方に、地域や人の魅力をどのように伝えていくのか。それは決して移住の担当課や一個人としてではなく、いろんな部署と協力し、課を横断しながらサポートしていくことが大切だと思います。京丹後市では、私が籍を置いている政策企画課だけでなく、まちづくりの一環として市民局、地域づくり推進室が一体となって移住施策に取り組んでいます。

藤本:京丹後市をはじめ、比較的人口規模の小さい自治体では住民ひとりひとりが持っているパワーが大きく、連携することで発揮できる力も大きいです。だからこそ、多様な背景やスキルをもっている人々が集まってできることは、もっとたくさんあるはずだと感じています。

7市町の移住支援をこの現場に関わる ”みんな” ごととして捉え、それぞれの取り組みやアイデアを今後もシェアしていけたらと思います。

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京都北部7市町の「セブン」ポーズで記念撮影!

世代や立場、肩書きといった枠を越えて「この人たちと地域を盛り上げていきたい!」と思えるチームで動いていれば、その地域の魅力はきっと伝わっていくのではないでしょうか。

これからますますおもしろくなっていきそうな、京都北部7市町。近くの方も、遠くの方も、このプロジェクトに関わってみたい! という方みんなで 地域を盛り上げていきませんか?

(文責:並河 杏奈)

▼たんたんターン(京都府北部UIターンプロジェクト)
https://kyotohokuburenkei.jp
▼京都移住コンシェルジュ
https://concierge.kyoto-iju.com

問合せ
事業担当:株式会社ツナグム 藤本 和志(fujimoto@tunagum.com)

  • : 京都府北部地域連携協議会

自分ごとからはじめよう。 京都北部7市町が官民連携で取り組む自発的な移住施策づくりとは?

京都北部7市町ではじまる新しい官民連携

 

京都市内から車で1時間半〜2時間。京都府の北部に位置する福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町の7つの市町を7市町と呼び、京都府では2016年度から広域連携でUIターンを推進してきました。

2016年度、2017年度はWEBサイト「たんたんターン」やプロモーション映像の制作を通じて、さまざまな移住の形を発信。

京都府北部7市町 移住定住ポータルサイト「たんたんターン」

 

2018年度はWEB発信に加え、ワークショップや交流会を開催し、自治体と民間企業、市民をつなぐ活動に取り組んできました。

キックオフイベントは、2018年9月14日に福知山で開催。7市町の行政担当者向けワークショップを通じて、担当者同士の関係性づくりと、事業の方向性を共有した。

2019年1月9日には、京丹後市峰山にて丹後キックオフ交流会を開催。民間人材のつながりをつくる場になった。

2019年1月29日には、中丹キックオフ交流会を開催。丹後に続き、民間人材のつながりづくりの場となり、一緒に移住支援の取り組みを始める機運が高まった。

2019年2月7日には、舞鶴キックオフ交流会を開催。民間人材同士が集い、取り組んだワークショップでは、舞鶴の魅力を再発見する機会になった。

 

みんながつながり・じぶんごとからはじめる第一歩

こうして2018年度は、福知山で開催した行政向けのワークショップにはじまり、丹後・中丹・舞鶴の3ヶ所で民間人材の交流の場をつくってきました。

そして行政と民間人材がつながり、共に事業をつくる第一歩として開催したのが、2019年2月16日(土)に与謝野産業創出交流センターにて開催した、「地域の未来をつくる小さな事業のはじめ方」です。

京都北部で活動する行政も民間企業も、みんなが集い、つながり、地域の未来をつくろうーー。その呼びかけに、約40名の参加者が集まりました。

イベントは京都へ移住したい人、暮らしたい人を応援する京都移住計画(株式会社ツナグム)の藤本和志さんと、事業コーディネーターとして関わる丹後暮らし探求舎の坂田真慶さんの司会・進行ではじまりました。

左:京都移住コンシェルジュとして都市と地方をつなぐ藤本さん、右:京都北部で移住支援を行う坂田さん

 

藤本:行政と民間人材、それぞれが地域のために活動していますが、一緒に仕事をする機会は少ないです。本日の場が、行政も民間人材も一緒に地域の未来について考え、協働するきっかけになれば嬉しいです。

坂田:地域に住んでいると距離的には近くても、コミュニティの固定化が起こりやすく、お互いのことをゆっくり話す機会は少ないように思います。本日は多様な人と出会っていただき、一緒におもしろいことを仕掛け、助け合い、応援できる仲間を見つける機会になれば嬉しいです。

 

「◯◯なのだ」からはじまるシティプロモーション

藤本さん、坂田さんのお話のあとは、ゲストトークに移りました。一人目のゲストは、山田 崇さん。塩尻市役所企画政策部 地方創生推進課シティプロモーション係長であり、空き家プロジェクトnanoda代表です。

長野県塩尻市は、人口約6.6万人。JR東海の終着駅で、東海と関東をつなぐ交通の要所にもなっているまちです。

山田さん

 

山田さんは現在公務員として働く傍ら、年間210回(2018年度)の講演活動を行うなど、地域を飛び出し精力的に活動されています。

数々のプロジェクトを展開し、全国から引く手あまたの山田さんですが、今の活躍につながったはじめの一歩についてお話してくれました。

山田:僕にとって、あのときがあったから今があると思える出来事は、2012年。塩尻の大門商店街にある一軒の空き家を自腹で借りてスタートした、空き家プロジェクト「nanoda」です。コンセプトは、誰もがやりたいことに自由に挑戦できる場。「◯◯なのだ」を合言葉に、今日からチャレンジできることを大切にしています。

プロジェクトが生まれたのは、公務員として働く中でこんな疑問をもったから。

山田:商店街に住んだこともない。商売をしたこともない。そんな市職員が想像で施策をつくっても、他人事だからうまくいきません。だから市職員25人で、商店街の空き家を借りたんです。

塩尻市で起こっていることを自分事にするため、小さな一歩を踏み出した山田さん。そこから山田さんの人生は、大きく動いていきました。

平日朝に一緒に朝ごはんを食べる「朝食なのだ」、まちに空き家掃除をする「空き家お掃除なのだ」、塩尻ワインを飲む文化を醸成しようと毎月20日に開催する「大門商店街でワインなのだ」などを展開。楽しみながら、自分事でできることを増やしていきました。

その後、2014年に長野県佐久市で開催された「TEDxSaku」に出演したところ、動画が31,000回シェアされ一躍有名人に。全国各地から講演依頼が来るようになったのです。

一歩踏み出したことで、想像していなかった世界に辿り着いたと振り返る山田さん。最後に、こんなメッセージを届けてくれました。

山田:今日のような場は、すぐ仕事にならなかったり価値が生まれなかったりするかもしれません。でも公務員としての仕事以外の時間に人と出会い、出会った人と一緒にプロジェクトをはじめたことが、今につながっています。

「こんなこと言ってもいいのかな」、「誰も共感してくれないんじゃないかな」と思うことも、ぜひ今日は発言して欲しい。この場からどんなことが始まるのが、私もドキドキ、楽しみにしています。

 

一つの問いから始まった京都移住計画

京都府長岡京市出身。大学卒業後、東京で4年間働いたのち、京都市へ移住。

 

二人目のゲストは、株式会社ツナグム代表取締役であり、京都移住計画 代表の田村篤史さん。田村さんからは、自分事からはじまった事業の例として、自身が立ち上げた京都移住計画の成り立ちと、新しい事業や関わりの生み方のヒントをシェアしていただきました。

田村:僕がお話しすることのテーマは、「自分事からはじめよう」。たった一人の私からはじめて、共に活動する仲間ができ、世の中にも必要だと認められて公に対してもインパクトあるものになるーー。そうした自分事のプロジェクトが育っていった一つが、2012年にスタートした京都移住計画です。

最初に持った問いは、「みんな東京で、一生暮らしたいと思っているのかな?」。僕はいずれ京都に帰る予定だったことと、人材系の会社でキャリア支援の仕事をしていたこともあり、目の前の相手がどういうキャリアを歩み、どんな人生を送るかに興味がありました。

さまざまな人に話を聞く中で、いつかは地元に帰りたいと思っていても、いつかが決まっていないこと。そして、地方から東京へ出ていくことよりも、戻ることは難しいことに、田村さんは気づいたそうです。

田村:地元に戻りたいのに、戻れない。そのギャップを埋めるのは、仕事情報や今日のような場で人と出会うことだと思いました。そこで、京都へ移住したい人が集まるイベントを開催したり、京都の仕事や物件情報を掲載するサイトをつくりました。

京都移住計画のメンバー

 

活動をする中で京都の企業や不動産のオーナー、行政の方々からの仕事としての依頼を受けることも多くなり、田村さんは2015年に株式会社ツナグムを創業。移住・定住の支援を行う京都移住コンシェルジュ事業(京都府)など一部の仕事をツナグムとしても運営しています。

自分事からはじまったプロジェクトのもとに仲間が集い、事業にまで発展した京都移住計画。最後に田村さんは、小さな事業のつくり方のヒントを教えてくれました。

田村:ベクトルの和という手法があります。青と赤2つのベクトルを想像してください。青のベクトルは自分がやりたいこやテーマ。一方、赤のベクトルは他者や会社などの所属している団体です。青と赤それぞれで目指す方向があると思いますが、どちらかに偏るのではなく両方うまくいくような第3の選択肢をデザインすることが、プロジェクトをつくる時に大切なんじゃないかと思います。

ベクトルの和の手法を活かして、京都移住計画では移住支援とメンバーの料理スキルを活かして、おいしい食事を食べながら交流できるイベントを開催。

 

田村:京都北部にも地域のために活動している人や団体はたくさんいます。ただ、人や団体を星に例えると、たくさんありすぎて星空のように何がどれかわからない状態になっているんだと思います。だから星座のように線や面でみせることができたら、気づいてもらえるはず。今日はぜひ多くの人とつながって、7市町では活動している人や起こっていることが外からも見えるようになる一歩にしていただけたら嬉しいです。

 

ワークショップで見つけたはじめの一歩

二人のゲストトークを終えたあとは、参加者とゲストを交えてのワークショップに取り組みました。

各自、A4の紙に興味あることややりたいことのキーワードを記入。似たようなテーマを持つ人や応援したい人とチームを組み、スキルや興味を掛け合わせてできるプロジェクトを考えてもらいました。

「DIY」、「二拠点居住」、「酒」など様々なキーワードが飛び出した。

5〜6人のチームに別れてワーク。それぞれのスキルや興味を掛け合わせて具体案を考えた。

 

小一時間のワークショップを経て、酒や趣味に関心あるチームからは「余暇を楽しくするプロジェクト」、農業や食、林業に関心をもつチームからは「北部の食を伝えるプロジェクト」などが誕生。

またゲストの山田さんがいたチームでは、イベントの開催も決定!圧倒的なスピード感と実行力を目の当たりにしました。

山田:僕たちのチームには、コミュニティをつくりたい人、スペースを持っていてもっと活用したい人、ネットワークをつくりたい人が集まりました。そこで、スペースを活かしてイベントを開催することを決めました。まずは日にち。その場でメンバーの予定を合わせて、Facebookのイベントページもつくりました。

日にちが決まると、3つのメリットがあります。一つは、対象日に予定を入れなくなる。二つ目は、早くから決まっていたら仕事を調整できる。三つ目は、最悪やめてもいい。布石を一個置くと、人は次の石をどこに置くか自然と考え始めるんですよね。

だから何かやりたいと思っている人は、まず日付を決めるといいですよ。

 

▼ワークショップ中につくり、その場で公開された6月8日(土)のイベントページ
荒山キクラゲハウスなのだ!ー福知山からU39ツアー

 

はじめの一歩が具体的に決まったところで、イベントは終了。最後は、舞鶴の「mogmog」さんによるおいしいケータリングを囲んで、交流を深めました。

京都北部の食材をふんだんに使った料理は、どれも絶品!食の豊かさを再認識した時間にもなった。

 

民間発信の新たな移住ツアーやイベントが誕生!

京都北部にある7市町で暮らす人々が集い、考え、交流する場を設けてきた1年。同じ市町に住む人同士、興味関心が似通っている人同士でつながったことで、早速いくつか新しい動きが生まれています。

例えば、綾部の旅行会社MATATABIさんからは、地域横断のローカルツアー「暮らし方を考える旅 天職観光」が誕生。

今まで綾部に特化したツアー企画を実施していましたが、交流会を通して出会った舞鶴のまちづくり団体「KOKIN」と連携し、地域横断の移住ツアーを実施することが決まり、3月6日に東京にて開催した移住イベントの参加者から6名の方が現地に足を運び、北部地域への移住を考える魅力的なツアーになりました。今後は他のエリアにも展開予定とのこと。

また、中丹キックオフ交流会の会場となった綾部コワーキング神宮では、「綾部ご近所講師リレー」と題して、働き方をテーマにした見本市を開催。交流会でつながった方々をゲスト講師に招き、月1回実施をされており、北部地域での学びとつながりをつくる場になっています。

ほかにも、舞鶴の民間人材がつながったことで「ディープ舞鶴発見ツアー」を2019年4月に開催。7市町地域と人が交わり合うことで、新たな動きが起こっています。

2018年度に生まれたつながりを活かし、2019年度は7市町での働き方ロールモデルを発信するイベントを官民共同で開催予定。7市町でどんな人が暮らし、働いているのか見せることで、京都北部に興味を持つ人を増やすことをめざします。

次年度以降も、京都北部7市町でどのような出会いが生まれ、プロジェクトが生まれるのかとても楽しみです。

自分たちが暮らす地域で何かやりたい、という思いがあるのなら、一歩を踏み出しませんか?

▼たんたんターン(京都府北部UIターンプロジェクト)
https://kyotohokuburenkei.jp

▼京都移住コンシェルジュ
https://concierge.kyoto-iju.com

問合せ

事業担当:株式会社ツナグム 藤本 和志(fujimoto@tunagum.com)

 

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