海と緑に囲まれた舞鶴に、岡山茉莉さんが引っ越してきたのは2016年冬。旦那さんが家業である牡蠣の養殖業を継ぐことになり、一緒に移住することになりました。茉莉さんは、舞鶴での田舎暮らしのたのしさや、子育ての面白さを漫画にして、インスタグラムに投稿しています。仕事場兼住居は、旦那さんと一緒にリノベーションした古民家。広々としたキッチン、あたたかな薪ストーブがあります。茉莉さんは、「日々のおもしろいと感じたことを漫画にしてほぼ毎日投稿しています。夫の祖母から農業を教わったり、近所のおばあさんと文通をしたり、私自身が暮らしをたのしんでいるので、それが伝われば嬉しいです」と話します。
茉莉さんは、昔から美術関係の仕事に就きたいという気持ちを持っていました。そんな茉莉さんがインスタグラムで漫画を投稿し始めたきっかけは、移住でした。地元埼玉に住む友達に、近況報告をしたかったからと話します。2018年1月現在でフォロワーは9万人となり、舞鶴市の人口を上まわるほど多くの読者が、漫画を楽しみにしています。「元々はフェイスブックで写真と文章を投稿していたのですが、育児は子どもの何気ない一言やふとした時の表情など、写真には残せない場面が多かったので絵を描くようになりました。あとは例えば移住セミナーに出演したりドライフラワーの花束作りなど人から“やってみない?”と言われたことも積極的にチャレンジしてみます。自分ができることをひたむきにやってきただけなんです」
2018年の夏には、茉莉さんの漫画が本にまとめられ出版となりました。ぜひ書籍化してほしいと、読者の方から出版社あてに依頼があったそうです。「移住がきっかけで出版させていただくことが出来ました。毎日色々な悩みや試練は尽きないけれど【楽しいことを拾って生きる。】そんな様子を漫画にして多くの人の励みになるように、今後も発信活動をしていきたいです」と話します。
最近、茉莉さんは舞鶴の広報誌で市長と対談したり、同市主催の移住セミナーにも登壇されています。暮らしのたのしさを発信する機会は前よりも増え、よりコアな人に届くようになりました。今後は、YouTubeなど新たな発信活動も模索中とのことです。「いままでは、私の田舎暮らしにいいなとか、子育ての苦労を共感してくれる人が多かったです。けれど、今後はどうしたら暮らしがたのしくなるのか?など提案できればと思います。自分の経験や体験を通して、人の役に立てることが自分にとっての喜びでもあります。」
埼玉県出身。三十代。
2016年の冬に舞鶴市に移住。海の見える古民家に住んでいます。
移住を機に始めたインスタグラム(marige333)はフォロワー9万人に。
大手食品会社からイラストの依頼があったり、ママプラ、ウーマンエキサイトでも連載中。インフルエンサーとしても活動しています、
また漫画家のほかに、牡蠣を販売する旦那さんのパートナーであり、農業家、三人の男の子のお母さんなど大忙しです。趣味は料理と読書。
◇商品情報
著書:たのしいことを拾って生きる。~まいにちいろいろ、家族ドロップス~
2018年8月23日に大和書房より販売開始。Amazonレビューは★5を絶賛獲得中。
Kindle版は1,123円、単行本は1,404円で発売。
ママプラ、ウーマンエキサイトでも連載連載を持っています。
岡山八朗兵衛商店(牡蠣の販売):https://www.instagram.com/okayamahachirobe/
参考URL | インスタグラムアカウント:https://www.instagram.com/marige333/ たのしいことを拾って生きる。~まいにちいろいろ、家族ドロップス~ :https://www.amazon.co.jp/dp/4479671021/ ウーマンエキサイト記事: https://woman.excite.co.jp/article/author/list/w_marige/ ママプラ記事:http://mama-pla.jp/author/marige333/ |
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舞鶴市民であり、ライター活動も行う主婦。結婚を機に舞鶴に引っ越してきました。舞鶴の好きな所は、「人が優しいところ」「食べ物が新鮮なところ」「自然が豊かなところ